運動でメタボ対策

運動はメタボリックシンドローム対策に不可欠

学生時代はほっそりとしていてジーンズを着こなせたのに、社会人になってからみるみる太って、おなかも出てきた。

 

そんな方も多いでしょう。

 

おなかの周囲に脂肪がつくのは意外に早いのに、これを落とすとなるとなかなか厄介です。

 

例えば、ウエストを1センチ減らすには体重を約1s落とす必要があるとされていて、これには約7000キロカロリーのエネルギーを消費する必要があります。

 

食事内容を見直さないで、運動だけでこれだけのエネルギーを消費しようとすると、ウォーキングなら175,000歩、時間にすると30時間程度歩く必要があります。

 

だからこそ、運動だけでなく、食事の内容も見直す必要があるのです。

 

ただ、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて燃焼しやすい、つまり、運動によって消費しやすいという特徴があるので、運動を継続していれば、確実にウエストサイズはダウンします。

 

しかも、それに合わせて中性脂肪の数値や血糖値、血圧なども低下しますから、いいことづくめなのです。

 

焦る必要もなく、1か月に1s減量するくらいのペースで取り組むのが無理のない減量です。

 

1か月で7000キロカロリーなら、1日に約240キロカロリーの消費でいいのですから、これはウォーキングであれば、約6000歩となり早歩きで1時間歩けばいいことになります。

 

通勤や通学、家事や買い物に出かけたりすれば、もちろん歩きますからその歩数も加えると10000歩くらいにはなります。

 

食事の内容に気を配り、毎日これくらい歩いていれば、1か月で1sの減量はそれほど難しくはないはずです。

 

また、運動を継続していれば、体の中ではさまざまな変化が起こっています。

 

まず、内臓脂肪の細胞から分泌される生理活性物質の変化です。

 

これまで、脂肪細胞は脂肪を蓄えるだけと考えられてきましたが、現在では善玉と悪玉の2つの生理活性物質があり、内臓脂肪が増えて脂肪細胞が大きくなると、悪玉の生理活性物質が増えて、動脈硬化やインスリンの効きが悪くなる作用を促進すと考えられています。

 

ところがこの悪玉の物質も、運動によって内臓脂肪が燃焼して減少すると、脂肪細胞が小さくなり、逆にアディポネクチンと呼ばれる善玉物質が増えてきます。

 

アディポネクチンは動脈硬化を抑えたり、インスリンの感受性を上げる働きがあり、メタボリックシンドロームの予防と対策に効果的に働きます。

 

つまり運動によって内臓脂肪を減少させることで善玉物質を増やすことがメタボリックシンドローム対策を意識した運動のポイントということになります。

 

アディポネクチンを増やすために最も効果的な運動は、ウォーキングなどの有酸素運動です。