ウェストサイズで内臓脂肪型肥満か否かがわかる

ウェストサイズでメタボかどうかがわかる

皮下脂肪と内臓脂肪の見分け方
皮下脂肪は体の表面近くにあり、触れる脂肪ですが、内臓脂肪は文字どおり内臓の周囲に付着した脂肪ですので触れません。

 

ウエストが太くなってきたと思う人は、おなかを指でつまんでみてください。

 

たくさんつまめたら、それは皮下脂肪です。

 

逆におなかがパンパンに張っているのにあまりつまめなかったら内臓脂肪型の可能性が高くなります。

 

また、体形も両者を見分けるのに役立ちます。

 

よく言われるのが洋ナシ型とリンゴ型です。

 

お尻の周囲に脂肪が蓄積している洋ナシ型が皮下脂肪型肥満、おなかがぽっこり出たリンゴ型が内臓脂肪型肥満です。

 

ただし、ここでお話しした見分け方はあくまで目安でしかありません。

 

内臓脂肪を正確に測定するにはCTでお腹を輪切りにした写真をとらなければなりません。

 

誰でもCTをとるわけにはいきませんから、メタボリックシンドロームの診断基準では、おなか周りの数値で内臓脂肪蓄積の目安としています。

 

メタボリックシンドロームの診断基準

これまで、日本人に合ったメタボリックシンドロームの診断基準はなく、海外のものを参考にしていました。

 

日本内科学会など8学会の委員で構成されたメタボリックシンドローム診断基準検討委員会は、2005年4月に開催された第102回日本内科学会総会で、日本独自の「メタボリックシンドローム診断基準」を発表しました。

 

その中で、内臓脂肪の蓄積が必須条件として位置づけられ、他の3項目のうち2つ以上を満たしているときに「メタボリックシンドローム」と診断されます。

 

内臓脂肪の蓄積は、ウェスト周囲径で判定し、男性は85センチ以上、女性は90センチ以上を診断基準値としています。

 

この数値は腹部CT画像で内臓脂肪を正確に測定した時の断面積で100平方センチ以上に相当します。

 

内臓脂肪面積と、心筋梗塞や脳卒中など循環器病の発症頻度には相関関係があり、だいたい100平方センチを超えると有意に発症しやすくなります。

 

なお、ウェスト周囲径はへそ周りを測定するのが正しく、腰の一番細い場所ではありません。

 

このウェスト周囲径の基準にプラスして、脂質の数値と血糖値の基準値が設けられています。

 

脂質の数値は中性脂肪の数値が150r以上、または善玉コレステロール(HDLコレステロール)が40r以下、あるいは血糖値についてはHb1cが5.6以上の場合にメタボリックシンドロームと診断されます。